夏の夜の夢
俺は、実にへんてこなものを見たぞ。夢を見た。
どんな夢かなんて人間の知恵の及ばねえような夢だ。
この夢を説明しようなんてやつは、まったくの驢馬(ろば)頭だぜ。
『十二夜』に続く、RoMTのシェイクスピア・シリーズ第2弾!
青年団リンク RoMT 第7回公演
『夏の夜の夢』
戯曲:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:河合祥一郎(角川文庫版)
演出:田野邦彦
アテネの公爵テーセウスは、アマゾンの女王ヒポリュテとの結婚式が待ちきれない。そこに貴族イジーアスの娘ハーミアがやってきて、父の決めた婚約者ディミートリアスではなく、自分が選んだライサンダーとの結婚を申し出るが、アテネの法律では父親の決めた相手と結婚しなければ厳しい罰を受けなければならない。考え直すよう諭されたハーミアだったが納得せず、恋人ライサンダーと夜のうちに駆け落ちすることを決意する。ディミートリアスと、彼に恋い焦がれるヘレナも、駆け落ちした二人を追ってアテネ郊外の森へと迷い込む。
同じ頃。テーセウスの結婚のお祝いに芝居を上演して褒美をもらおうとたくらむアテネの職人たちは、こっそり稽古しようと森に集合する。
恋人たちが駆け落ちし、職人たちが稽古する森。そこは妖精たちの住む森だった。
妖精の王オーベロンと、その妻ティターニアは夫婦喧嘩の真っ最中。オーベロンはいたずらものの妖精パックに、若者たちとティターニアの目に「惚れ薬」を塗るよう命じたものの・・・一夜の森は大混乱に陥ってしまう。
やがて朝がやってくる。夢から覚める。
その現実は、私たちを祝福してくれるだろうか。
詳細は12月下旬に発表いたします!